山形にある着物の産地の中でも
非常にレアで上等な逸品。
山形県庄内の温海町で作られているしな織の角帯です。
夏物・単物の着物にご利用いただける、通向きの逸品です。
https://www.youtube.com/watch?v=0Mkmg5WcYb0
沖縄の芭蕉布同様、植物から糸にするという
非常に手間を要する逸品です
シナノキ、オオバボダイジュの木の皮から糸を紡ぎ、布となるしな織は、日本の最古の織物の一つであり、‘原始布’‘古代布’とも言われています。稲作以前、山との共生をしてきた日本人は自然のものから糸をつくり、織り上げ、布にしていました。
日本でシナノキの繊維が人々の生活の場に初めて登場したのは、丈夫な縄としてでした。稲作以降の縄は主に藁で作られますが、それ以前の縄は自生する麻やシナノキなどの野生繊維で作られていました。
また、しな織の丈夫で水に強いという特性は生活必需品として様々に活用され、寝具、穀物入れ、魚網、調味料の漉し袋、ポシェット、半纏など広範囲に生活を支えたのです。
木の皮を剥ぐことから始まる布作りの工程は全て手作業でおこなわれ、約一年をかけて織りあがります。非常に手間ひまのかかる仕事のため各地から消え去り、
今では山形と新潟の県境の3つの村でしか織られていません。
素晴らしい逸品を紹介してみました。
詳しくは、こちらのHPでもご覧いただけます
https://shinafu.com/shinaori.html